歴史の道「萩往還」は、近世初頭、毛利氏が関ヶ原の戦に敗れ、中国八ヶ国から防長二ヶ国に減封されて萩の地に築城したことから、陰陽連絡道として重要性を帯びることとなった。その行程は萩城下から山口市を経て瀬戸内海の港町防府市三田尻までの延長52．7kmの街道である。

　近年自動車道の整備とともに利用する人もなく荒れはてていたが、昭和56年よりこの歴史的な道を復元し、遺跡なども整備しており、今後保存活用していく。

〔参考〕歴史の道「萩往還」整備事業一覧

(1)事業費　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(千円)

年度　市町村/56年度/57年度/58年度/59年度/60年度/61年度/62年度/全体　事業費

山口市/10,000/20,600/22,037/30,000/20,000/24,800/8,860/4,000/140,297

旭村/－/20,000/20,000/20,000/20,000/14,000/17,370/3,000/114,370

萩市/－/6,000/6,000/9,440/7,570/－/－/　/29,010

防府市/－/－/－/－/－/2,800/－/　/2,800

計/10,000/46,600/48,037/59,440/47,570/41,600/26,230/7,000/286,477

(2)事業内容

年度　市町村/56/57/58/59/60/61/62/63

山口市/道路整備　L=100m　航測/道路整備　L=890m　１里塚復元/道路整備　L=772m/道路整備　L=720m/標識・案内板　航測/活用施設/遺跡等整備/報告書

旭村/－/道路整備　L=319m　航測/道路整備　L=880m　航測/道路整備　L=665m/道路整備　L=717m　航測/道路整備　L=242m　航測/道路整備　L=261m　航測　標識・案内板/報告書

萩市/-/道路整備　L=274m　航測/道路整備　L=100　航測/道路整備　L=350m　駕籠建場復元/標識案内板　航測　報告書/-/-/-/

防府市/-/-/-/-/-/標識案内板/-/-