名称関連 | 文化財名称 | 円光寺古墳出土品 |
要録名称 | 円光寺古墳出土品 環頭大刀柄頭 勾玉 菅玉 耳環 刀装金具
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指定関連 | 指定区分・種類 | 有形文化財(考古資料) |
指定年月日 | 平成4年5月29日 | |
所在地関連 | 所在地 | 山口県萩市大字江向525の4 (萩博物館) |
所有者関連 | 所有者 | 萩市 |
(別添第5図参照)
1)環頭大刀柄頭(1~3)
3個ともほぼ同法量である。環中には鳳凰を入れるが、1は口に玉をくわえ、2・3に比べて製作もやや優れている。2・3は1に比べ、やや小ぶりであり、口には玉をくわえない。いずれも金銅製であり、鍍金も一部遺存している。計測値は次の通りである。
/番号/全長/環長径/環短径/環部最大厚/
/1/8.0cm/6.2cm/4.5cm/1.0cm/
/2/6.2cm/6.0cm/4.2cm/1.6cm/
/3/6.8cm/6.0cm/4.3cm/1.1cm/
2)勾玉
4は濃緑色の碧玉製、5は琥珀色の瑪瑙製、6は灰白色の瑪瑙製、7は琥珀色の瑪瑙製である。いずれも表面は研磨されるが、6は二次的な打痕が目立ち、7は表面がやや粗い。
計測値は次の通りである。
/番号/長さ/中央部幅/厚さ/穿孔/
/4/3.6cm/1.4cm/1.4cm/片面穿孔/
/5/3.3cm/1.1cm/0.9cm/片面穿孔/
/6/3.6cm/1.0cm/1.0cm/片面穿孔/
/7/3.2cm/1.1cm/0.8cm/片面穿孔/
3)菅玉(8)
緑色の碧玉製で、長さ2.4cm、直径0.9cmである。表面は丁寧に研磨されており、保存状態も良い。片面穿孔である。
4)耳環(9・10)
一対を成すものと考えられる。ほぼ同法量(外径約3.0cm、断面径0.6~0.7cm)であるが、9がわずかに大きい。いずれも銅地銀張と考えられ、一部剥落している。9には二次的な研磨がみられる。
5)刀装金具(11・12)
幅約3.0cmの銅板を接合して断面楕円形の筒状にしたものであり、筒金具と考えられる。2点遺存するが、11は接合部の反対側に0.6cm×1.2cmの切欠きをもつ。いずれも表面に鍍金が良好に遺存する。
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