名称関連 | 文化財名称 | 大照院 |
要録名称 | 大照院 | |
指定関連 | 指定区分・種類 | 重要文化財(建造物) |
指定年月日 | 平成14年5月23日 | |
所在地関連 | 所在地 | 萩市大字椿 |
所有者関連 | 所有者 | 宗教法人 大照院 |
寛延元年(1748)着工~寛延3年(1750)竣工
〔大正11年(1922)修築〕
本堂:桁行約25.3m、梁間約18.0m。
庫裏:
(1) 概要
切妻造、本瓦葺、妻入、北面建、南東面廂付、
(2) 規模
桁行 約18.1m
梁間 約18.0m
建築面積 264.7065㎡
(3) 構造形式
総て角柱、磁石、自然石、妻入口側地覆石
正面(北面)東より一間玄関式台構え、次五間の中央間台所入口桟唐戸両内開き、大防ぎ格子外開き構え
庇柱建て屋根瓦葺付、左右腰堅板張、次の間両方共出格子屋根板葺猿頭付、樌3通り差し、側柱より一間中の間柱に繋虹梁掛け、取合差肘木構え、中央三間柱上部長押取廻し、長押下中央及び西の間捻子連子窓、柱及び束上部梁下大斗絵様肘木供え、梁上中央蟇股と両脇大斗肘木の三具備え、その上二重虹梁大瓶束で棟木を受く、側柱より中の間柱に掛けた繋虹梁の中央拳鼻大斗肘木で桁を受く、破風は反り破風、延裏甲破風より持送りで受く、3ツ花懸魚鰭付き、西の方突出部主屋準ずる。
東面切目縁柱建て、直捶一と軒、西面土庇一部柱代りに腕木持送り構、各所出入口中連構え、直捶一と軒、南面上部大要北面に、下部東面に同じ、平面は正方形をなしており、正面右側二間を物置、南東面に廂を設け、廂に面して各8畳・6畳を周囲にめぐらす。
正面より玄関(土間)に入ると、建物中央に桁行四間、梁間二間半の板敷間を設け、右側を台所、左側を8畳部屋とす。
各部屋の間仕切に明障子、板敷間と台所は板戸4枚(1枚一間)、台所と板敷間、玄関は化粧屋根裏天井としている。
書院:桁行約21.9m、梁間約22.7m。
鐘楼門:三間一戸二階二重門。
経蔵:正面・側面とも約6.2m。内部に輪蔵(回転式書架)を設置する。また、6代藩主宗広、7代藩主重就の木像を安置している。
大照院は、元禄4年(1691)に創建された黄檗宗護国山東光寺(昭和41年6月11日重文指定)と共に毛利宗家歴代の牌所となり、初代秀就(大照公)2代綱広(泰巌公)、4代吉広(青雲公)、6代宗広(観光広)8代治親(容徳公)、10代斉煕(清徳公)、12代斉広(崇文公)の7藩主夫妻などの墓碑がある。
この他にも以下の文化財
国指定重要文化財(彫刻) 木造赤童子立像 明治35年7月31日指定
国指定史跡 萩藩主毛利家墓所(大照院墓所) 昭和56年5月11日指定
県指定有形文化財(彫刻) 木造釈迦如来坐像 昭和41年6月10日指定
県指定有形文化財(彫刻) 木造義翁和尚倚像 昭和53年12月22日指定
市指定天然記念物 大照院の大フジ 昭和37年1月11日指定
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