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文化財要録コンテンツ

名称関連文化財名称北浦地方のサバー送り
要録名称北浦地方のサバー送り
指定関連指定区分・種類無形民俗文化財
指定年月日
所在地関連所在地長門市
所有者関連所有者

保持者関連
保持者
サバー送り保存会

保持者住所
長門市

文化財詳細
時期及び場所
 毎年、田植え終了後(6月下旬~7月上旬)に開始され、数週間かけて送り継がれる。

参考情報関連
参考情報

 全国的に見られる虫送りと同様に、「サネモリサマ」とは、源平合戦において稲株に足を取られて転び、討死したとの伝承をもつ斉藤実盛を指すとされる。また、「サバーサマ」とは、稲の害虫であるウンカを具象化したとものとされている。

 当行事についての伝承は、送り継がれていく各地域において異なる。下関市域では、出発地が大寧寺であるとの伝承もある。

 当行事の起源は明らかではないが、『防長風土注進案』「深河村」に「氏神社へ村中集会、五月蠅(サバイ)送りと申、藁にて人形馬形各二ツを造り紙の甲冑を着せ紙の旗を建、社人祈祷の後貝太鼓 にてはやし先大津の西の海へ流すと申事、往古よりの風俗にて御坐候」との記述があり、少なくとも天保期には実施されており、「先大津の西の海へ流す」と伝えられていたことが確認できる。 

 また明治29年豊北町生まれの小西常七が昔を想起して描いた『長州北浦風俗絵巻』には、「最後は湯玉の犬鳴の断崖より捨てる」と記されている。




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