名称関連 | 文化財名称 | 観察院五輪塔 |
要録名称 | 観察院五輪塔付自然石板碑 | |
指定関連 | 指定区分・種類 | 有形文化財(建造物) |
指定年月日 | 平成23年12月13日 平成24年4月3日 付指定 | |
所在地関連 | 所在地 | 下関市富任町8丁目419 |
所有者関連 | 所有者 | 観察院 |
「付 自然石板碑(つけたり しぜんせきいたび)」について
〔概要〕
下関市冨任町観察院境内に所在する観察院五輪塔と同じ墓域に所在する自然石板碑。
上方の一面に、密教でいう修行の段階に応じた、修行の志を固める発心門、修行を行う修行門、悟りを開く菩提門、悟りの境界に入る涅槃門の四門のうち、菩提門を表す「ケン カン ラン バン アン」の五つの梵字を縦一列に刻み、その下に蓮華を描く。蓮華の下には「為紹法」「右意」「天文七(十か?)の3行を刻む。
修行の段階に応じて観察院に奉納された板碑と考えられる。残存長89cmで、下半部を欠損する。砂岩製。
「観察院五輪塔」とともに山口県における中世密教信仰を知る上で中世史及び文化史・宗教史上重要である。
〔年代・時代〕
室町時代後期(天文年間)
〔員数〕
1基
〔参考〕
本件は観察院五輪塔とともに、下関市指定文化財として平成4年5月14日指定を受けていた。
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