名称関連 | 文化財名称 | (彫金)山本 晃 |
要録名称 | (彫金)山本 晃 | |
指定関連 | 指定区分・種類 | 重要無形文化財 |
指定年月日 | 平成26年10月23日 | |
所在地関連 | 所在地 | |
所有者関連 | 所有者 |
保持者の略歴
昭和44年 東京デザイナー学院工芸工業デザイン科卒業
同 55年 山口芸術短期大学非常勤講師(同61年まで)
同 60年 第32回日本伝統工芸展初入選
同 61年 山口芸術短期大学講師(平成9年まで)
同 62年 社団法人日本工芸会(現 公益社団法人日本工芸会)正会員(現在に至る)
同 年 第34回日本伝統工芸展NHK会長賞(優秀賞)
作品 接合匣「秋色」(せつごうはこ「あきいろ」)
同 63年 第18回伝統工芸日本金工展奨励賞
作品 水滴「春麗」(すいてき「しゅんれい」)
同 年 第35回日本伝統工芸展日本工芸会奨励賞
作品 重金箱「流麗」(かさねがねばこ「りゅうれい」)
平成 2年 第20回伝統工芸日本金工展香取賞(第20回展特別賞)
作品 象嵌花瓶「冬麗」(ぞうがんかびん「とうれい」)
同 8年 第43回日本伝統工芸展鑑査委員(以後2回歴任)
同 9年 第27回伝統工芸日本金工展文化庁長官賞(優秀賞)
作品 二段箱「草叢」(にだんばこ「くさむら」)
同 10年 第28回伝統工芸日本金工展朝日新聞社賞(優秀賞)
作品 接合せ花器「厳寒」(はぎあわせかき「げんかん」)
同 14年 山口県指定無形文化財(金工)保持者
同 16年 第33回伝統工芸日本金工展東京都教育委員会賞(優秀賞)
作品 切嵌象嵌接合せ箱「秋の譜」(きりばめぞうがんはぎあわせはこ「あきのふ」)
同 18年 第35回伝統工芸日本金工展東京都教育委員会賞(優秀賞)
作品 切嵌象嵌接合せ箱「夕照」(きりばめぞうがんはぎあわせはこ「せきしょう」)
同 25年 第60回日本伝統工芸展日本工芸会奨励賞
作品 切嵌象嵌接合せ箱「朝陽」(きりばめそうがんはぎあわせはこ「ちょうよう」)
「彫金」は、昭和53年4月26日に重要無形文化財に指定され、山本氏を保持者として「追加認定」するものである。
重要無形文化財「彫金」について
彫金とは、各種の鏨(たがね)、金鎚(かなづち)、きさげ、糸鋸(いとのこ)等を用いて、金工品の素地を彫り刻んだり、透かしたり、異種の素材を嵌はめこんだりして加飾する仕事をいう。その内容には、毛彫(けぼり)、蹴彫(けりぼり)、片切彫(かたぎりほり)、 透彫(すかしぼり)等の彫りを中心とした技法のほか、多様な象嵌(ぞうがん)など、幅広い手法が含まれる。
我が国の彫金技法は、中国大陸・朝鮮半島より伝播(でんぱ)し、古墳時代以降盛んになり、仏具や刀装金具(とうそうかなぐ)等の製作技法として高度に発達した。明治初期の廃刀令後は、造幣(ぞうへい)、装身具、置物、建築金具等の製作技法として活路を開いた。
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