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文化財要録コンテンツ

名称関連文化財名称銅印 印文「三川私印」
要録名称銅印 印文「三川私印」
指定関連指定区分・種類

有形文化財

(考古資料)

指定年月日平成27年3月6日
所在地関連所在地

山口市春日町3番22号

山口県埋蔵文化財センター

所有者関連所有者山口県


文化財詳細
制作等の年代又は時代
平安時代

員数
1顆

由来及び沿革

 本銅印は、ほ場整備事業に先立って山口県埋蔵文化財センターおよび田布施町教育委員会が平成24年度に実施した尾尻(おじり)遺跡発掘調査により出土した。尾尻遺跡は熊毛郡田布施町宿井に所在する官衙関連遺跡で、郡衙機能の一部を担った可能性が指摘されている。

 銅印は竪穴建物跡の床面からやや浮いた位置で、印面を横に向けた状態で出土した。国内の他遺跡では、印面を横に向けて埋納されたとみられる例が複数知られていることから、本銅印も埋納された可能性がある。竪穴建物跡は東西4.8m、南北5.6mの台形状の平面形で、最大深さ24㎝の規模である。柱穴・竈(かまど)はなく、排水溝が付随する。

 竪穴建物跡では、銅印とともに土師器(はじき)皿・杯(つき)・椀(わん)・甕(かめ)・鍋(なべ)、須恵器杯身(すえきつきみ)・杯蓋(つきぶた)・皿・甕、灰釉(かいゆう)陶器椀、緑釉(りょくゆう)陶器椀、中国製白磁碗が出土しており、緑釉陶器椀の年代観から銅印は平安時代前期(9世紀代)の所産と考えられる。



品質及び形状
 青銅製の鋳造製品であり、印面は単郭(たんかく)内に「三川私印」の4字を陽鋳(ようちゅう)する。印面は縦3.7㎝、横3.8㎝の方形で、鈕(ちゅう。つまみ)を含めた高さ4.6㎝、重量は73.7gである。鈕は上部が丸い「弧鈕(こちゅう)」形態で、鋳造後に穿孔(せんこう)する。

参考情報関連
参考情報
 古代印には官印、公印、私印があり、8世紀からみられ、9~10世紀に増加する。このうち私印は家印・個人印とされているが、これを持ち得たのは官人等の有力者であったと考えられる。現存する古代銅印は約230点、うち私印は約180点で、青銅製の「○○私印」はこれまでに国内で30点確認されている。


地図



画像
<銅印 印文「三川私印」>関連画像001(オリジナル画像表示リンク)

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