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文化財要録コンテンツ

名称関連文化財名称周防国分寺楼門
要録名称周防国分寺楼門  1棟
指定関連指定区分・種類有形文化財(建造物)
指定年月日昭和41年6月10日(山口県教育委員会告示 第5号)
所在地関連所在地防府市国分寺町2番67号
所有者関連所有者宗教法人 国分寺


文化財詳細
制作等の年代又は時代
桃山時代末期 文禄5年(1596)

員数
一棟

構造及び形式

桁行3間、梁間2間、重層入母屋造、屋根本瓦葺。基礎自然石、上布石敷き、礎盤据付け、周囲は土間漆喰叩き。正面階段、級花崗石、背面一筋雨落葛石溝石据え、両側面一筋布石据付。下層軸部総円柱、地覆腰貫を通し、飛貫頭貫木鼻繰形付き、飛貫頭貫間、横嵌板嵌込み、正面中央1間、通路両脇間、2本胴縁に金剛棚 中央側面両側は腰貫、上端1尺5寸、金剛棚貫止め。中央正面、敷居ビ両側に方立竪て、入口桟唐戸釣金具にて2枚建て、柱方立間嵌板嵌込み。両脇間(仁王像前)、蹴板腰貫間、金剛棚、腰貫虹梁下端に格子組戸嵌込み、虹梁側面ビ上端、大瓶束立花絵様付、頭貫通柱、大瓶束間、横嵌板嵌込み。円柱間斗束上、大斗置肘木組3斗、通り肘木以って天井受となす、中間は何れも隅斗組天井棹として歩板張り。両側面背面、腰貫地覆間、竪嵌板張り、腰貫飛貫間、竪嵌板張り、腰貫上端嵌板前水切付。階上円柱土居桁上立て、内法長押付、頭貫通し、正面背面 中央間、方立竪て、桟唐戸建て、3ヶ所、脇間火燈窓付2ヶ所、両端間方立桟唐戸建。側面2間、火燈窓2ヶ所付、各々柱当り、竪板嵌板嵌込、火燈窓内部に寄せ1本溝付、明障子2本建て。側柱上、大斗置肘木3斗組、通肘木間、板支輪雲絵様彫、一手先組尾捶構え、間斗間、嵌板嵌込み、隅は隅組、斗キョウ隅尾捶、2重隅木を受け。丸桁下雲肘木、3斗組尾捶にて支え、椽板下層斗キョウ上に張り付、周囲高欄、地覆平外部、桁架木、斗束柄束立て。軒回丸桁を通し、地捶反り付、木負反り付、飛檐捶茅負ビ欠き、裏板地捶、飛檐捶上、竪板張、茅負上端に布裏甲付、瓦座打止め、地捶丸桁間、嵌板嵌込み。上屋根、入母屋、妻飾り、化粧前包上に、虹梁を納め、大瓶束建斗組、棟木実肘木組、指母屋受く。支外捶を打ち、裏板竪板張り、破風懸魚、六葉鰭付。大棟は、正面背面共慰斗積み、丸巴瓦慰斗積み、雁振にて覆い、両端鬼板鳥衾にて納む。隅棟降り棟、慰斗積、雁振鳥衾鬼板付。

〔規模〕

下層桁行 32尺8寸(9.94m) 棟 高 40尺(12.12m)

下層梁行 19尺8寸(6.0m)  上建坪 14坪2勺(46.2㎡)

上層桁行 29尺7寸(9.0m)  下建坪 18坪4勺(59.4㎡)

上層梁行 17尺 (5.15m)  延 坪 32坪6勺(105.6㎡)

軒  高 28尺 (8.48m)

軒  出 10尺 (3.03m)




地図



画像
<周防国分寺楼門>関連画像001(オリジナル画像表示リンク)<周防国分寺楼門>関連画像002(オリジナル画像表示リンク)<周防国分寺楼門>関連画像003(オリジナル画像表示リンク)<周防国分寺楼門>関連画像004(オリジナル画像表示リンク)
<周防国分寺楼門>関連画像005(オリジナル画像表示リンク)

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