名称関連 | 文化財名称 | 清水寺観音堂 |
要録名称 | 清水寺観音堂 1棟 | |
指定関連 | 指定区分・種類 | 有形文化財(建造物) |
指定年月日 | 昭和42年1月17日(山口県教育委員会告示 第1号) | |
所在地関連 | 所在地 | 山口市宮野下第1127番 |
所有者関連 | 所有者 | 宗教法人 清水寺 |
方位南面、桁行五間、梁間四間、屋根一重、寄棟造り、鉄板で覆う(旧茅葺)向拝(瓦葺)付、切板椽、基礎自然石の上に木製礎盤付き、内外陣ともに床下土間盛土、軸部及び側廻すべて円柱、正面入口中央の板戸亡失、双方に華頭窓及び紙障子引違い、両側面前方1間のみ紙障子引違い。
〔外陣〕 化粧屋根裏繋虹梁、組物出組詰組、床拭板張。
〔内陣〕 竿椽天井、組物出組詰組、床畳敷き。正面に禅宗様式の仏壇をおく。形式は禅宗様式の手法の建物といえる。
〔規模〕
建坪 132.2㎡、桁行(柱真々)13.18m、梁間々(柱間々)9.39m
向拝の出 2.82m、表軒出(椽柱真より茅負外角まで)1.82m
裏軒出(椽柱真より茅負外角まで)1.82m、内陣床高0.91m
桁高(桁上端まで)6.39m、棟高(棟木上端まで)9.70m
清水寺観音堂は、大内氏時代の建立といわれているが、細部の様式、ことに組物や木鼻をみると、室町時代末期と認めることができる。ことに木鼻の渦文様をみると、文亀3年(1503)建立の今八幡宮楼門のものとかなりよく似ている。
しかしながら、その手法はわずかながら疎雑でやや年代の降ることを思わせる。
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