名称関連 | 文化財名称 | 秋芳洞 |
要録名称 | 秋芳洞 | |
指定関連 | 指定区分・種類 | 特別天然記念物 |
指定年月日 | 大正11年3月8日 (内務省告示 第49号) 天然記念物 昭和27年3月29日 特別天然記念物 | |
所在地関連 | 所在地 | 美祢市秋芳町 |
所有者関連 | 所有者 | 美祢市 |
(1) 大正14年、はじめて電燈が設備されてより、その近くにシダやコケが生育するようになったのであるが、昭和35年、水銀灯、蛍光灯、レフレクターランプなどの画期的な照明設備がされてからは、その照明によってその周囲に一段とシダやコケが増加してきている。これまでに調査された結果によると次のような種類がある。
1 シダ類 イノモトソウ、ヤブソテツ、コバノヒノキシダ、ホラシノブ、キンモウワラビ。
2 蘚類 ホウオウゴケ、ナガサキホウホウゴケ、ヒメクジャクゴケ、ナギゴケ、オオバチョウチンゴケ、キャラボクゴケ。
3 苔類 フタバゼニゴケ、マキノゴケ。
4 藻類 スミレモなど。
5 菌類 イヌセンボンタケ、イロガワリ
これらの植物の胞子は、主として洞内の気流および蝙蝠などの動物や人などにより運ばれたものと考えられている。なお、照明の光は弱く照度も補償点に達しないために、シダ類は生長して大きくなると次第に枯れていくのが見うけられる。
(2) 秋芳洞は広谷ポリエに開口しており、洞口の高さ24m、横幅8mに達し、水量の豊かな地下流を持つ比較的支洞の少ない水平洞である。延長は10kmというが、入口から約2km奥の琴ヶ淵から先には入ることができない。
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