名称関連 | 文化財名称 | 太平記 吉川元春筆 |
要録名称 | 太平記 吉川元春筆 各冊自永禄六年至同八年書与奥書 附 太平記目録 一冊 | |
指定関連 | 指定区分・種類 | 重要文化財(書跡) |
指定年月日 | 昭和34年12月18日 (文化財保護委員会告示 第67号) | |
所在地関連 | 所在地 | 吉川史料館(岩国市横山2-7-3) |
所有者関連 | 所有者 | 財団法人吉川報效会 |
吉川元春は享禄3年(1530)、毛利元就の第2子として生れ、従兄吉川興経の養嗣となった。性豪邁であって、しかもよく文事を解し、文武兼備の名将として知られている。弟の小早川隆景と力をあわせて父元就をたすけ、弘治元年(1555)陶晴賢を厳島に討滅し、ついで長駆して防長石三州を席捲し、永禄5年(1562)以来尼子義久を出雲富田城に攻略し5年にしてこれを降した。
太平記は南北朝時代争乱の顛末を記した軍記物語で、文章は漢文調を交えて豪壮絢爛、文学作品として法師などにより講釈もせられたが、史書としても相当の価値を有し、また兵書として戦国時代武人の間でひろく愛読せられたものである。
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