ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
  1. ホーム>
  2.  学習サポート>
  3.  四大歴史ストーリー>
  4.  大内氏/内容>
  5.  文化財の概要>
  6.  文化財要録

文化財要録コンテンツ

名称関連文化財名称石屏子介禅師墨蹟
要録名称石屏子介禅師墨蹟 
指定関連指定区分・種類書跡
指定年月日昭和50年3月22日 (山口県教育委員会告示 第1号)
所在地関連所在地萩市大字椿東293番地
所有者関連所有者宗教法人 龍蔵寺


文化財詳細
制作等の年代又は時代
南北朝時代 天授4年(1378)

員数
一幅

製作者
石屏子介

品質及び形状
紙本墨書、掛幅装

寸法又は法量
縦70.0cm、横53.7cm、総縦155cm、総横56.5cm

本文

三萬猊牀無處容

戊午仲春

 石 屏

 (白文方印・石屏)(朱文方印・子介)

只个方々一丈中

等閑把定不通風

縦饒摩詰逞神力

三萬猊牀無處容

戊午仲春



参考情報関連
参考情報

 石屏子介禅師(仏宗真悟禅師)は文保2年(1318)来朝の宋僧、霊山道隠から法嗣して、興国3年(1342)頃渡元し、15年後の正平11年(1356)に帰国した。

 肥後玉名高勢津の大倉山永徳寺、周防山口の香積寺の各開山、長門萩の白牛山竜蔵寺の改宗中興開山等に名を残した。これは、菊池武光、大内弘世・大内義弘などの帰依に負うところである。

 また、中巌円月、春屋妙葩、絶海中津なども同社の人であり、五山きっての詩僧でもあった。

 石屏子介禅師が元朝から帰朝するさい持ち帰った「雪峯東山空和尚外集(手沢本)」は、昭和49年6月8日重要文化財に指定された(竜蔵寺所蔵)。また、元から帰朝する際、その参学の労をねぎらって楚石梵琦(普照慧弁禅師)が付与した「送別偈」も重要文化財に指定されている(熱海美術館所蔵)。

 石屏子介禅師像(木彫)は洞春寺に所蔵されている。

 竜蔵寺は萩市中津江にあり、寺伝に天平年間、行基菩薩の開創と伝える。もと三論宗の古刹であったが、応安年中(1368~74)香積寺住山中の石屏禅師がその頽廃を嘆き、寺家を再興して臨済宗に改めた。よって当社もまた、石屏を開山と崇め、その直筆の偈1幅をはじめ多くの寺宝を襲蔵している。

 石屏子介禅師関係年表

/和暦/西暦/事項/

/興国3/1342/(石屏渡元)/

/正平8(文和2)/1353/楚石梵琦墨蹟(送別偈)付与石屏蔵主/

/正平11/1356/(石屏帰朝)/

/正平15/1360/石屏禅師、永徳寺開創/

/建徳2(応安4)/1371/〃 香積寺開創(元瑠璃光寺域)/

/応安年間/1371~74/〃 萩竜蔵寺再建/

/天授4(永和4)/1378/石屏子介禅師墨蹟(拈古七絶)/

/弘和元(永徳元)/1381/石屏子介禅師示寂(竜蔵寺位牌)

(表)当山開山石屏勅位仏宗真悟禅師大和尚

(裏)永徳元辛酉天2月10有4日遷化/

/応永18/1411/勅諡号(後小松天皇より下賜)

「勅防州路香積禅寺石屏和尚者(中略)仏宗真悟禅師」

(石屏語録)/




地図



画像
<石屏子介禅師墨蹟>関連画像001(オリジナル画像表示リンク)<石屏子介禅師墨蹟>関連画像002(オリジナル画像表示リンク)

ページトップへ