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文化財要録コンテンツ

名称関連文化財名称大内版三重韻
要録名称大内版三重韻 
指定関連指定区分・種類典籍
指定年月日昭和51年11月24日 (山口県教育委員会告示 第6号)
所在地関連所在地岩国市横山2丁目7番19号 岩国徴古館
所有者関連所有者岩国市


文化財詳細
制作等の年代又は時代
室町時代 天文8年(1539)

員数

五巻

一冊



品質及び形状
袋綴冊子装(84丁)、単辺、有罫、9行

寸法又は法量
縦20.1cm、横15.2cm (匡郭内)縦12.6cm、横12.3cm

銘文

[刊記]

三韻一覧寶於世之」書也凡遊於藝工於」詞之士未嘗無取焉」

信手開巻三聲之字」篠次於一紙之上平」仄之異燦然於一目」

之中古之人五行倶」下十行並下之説未」必有踰此不亦快乎」

余平素有意於勸人」蓄之故不待其桐梓」之朽腐乃復命工新」

其刊矣庶為是州廳」本乎然而小其字於」舊板冊子亦短其紙」

蓋所以備於勤于熟」覧者之蔵於巾箱携」於袖間也若夫與舊」

本同施敷於世光飾」藝苑潤色詞林則所」謂径寸之珠不失寶」

於其形之小者也矣」時天文八年己亥春」三月日正四位下行」

大宰大貳兼兵部權大輔周防介臣多多良朝臣義隆

[帙包銘]

此三重韻者天文年中大内義隆公」命工而所刊之本也于世謂山口版」

三重韻載于日本名物記也幸雖」在當山文庫年久世遠而欲埋」

蠧腹故修之帙包之願後世」莫使蠧食矣

 享保二十年歳舎乙卯七月日 方超宗捕焉



参考情報関連
参考情報
 入声本に「玉田千駒(花押)」の陰刻があり、刻工の名かと思われる。出版は大内義隆による。


地図



画像
<大内版三重韻>関連画像001(オリジナル画像表示リンク)<大内版三重韻>関連画像002(オリジナル画像表示リンク)

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