名称関連 | 文化財名称 | 徳地人形浄瑠璃 |
要録名称 | 徳地人形浄瑠璃 | |
指定関連 | 指定区分・種類 | 無形民俗文化財 |
指定年月日 | 昭和51年3月16日 (山口県教育委員会告示 第3号) 無形民俗文化財 昭和48年11月5日 (文化庁・芸能第157号) 「記録作成の措置を講ずべき無形文化財」として選択 | |
所在地関連 | 所在地 | 山口市 |
所有者関連 | 所有者 |
[人形の操作]
今日残存の人形は大抵が3人遣いであるが、この地方の人形は前記の文楽人達から教えられたというよりも、門付などの1人遣いを模倣したものか大体淡路人形や文楽人形の3人遣いを簡略にして1つの人形を1人で遣えるように工夫したもので全身50cm位あり頭頸から胴を経て裾の下20cmに及ぶ心棒の下部に近く目や口なども動かせるように工夫した2つのイボを紐で連絡したもので、人形には足もなく腕もなく袖の先に固定された両手は取りつけた竹の串で遣い手が適当に動かすものであるが、この人形の特色といえば串人形といわれる人形よりもむしろ人形を立たせる手摺すなわち舞台の面白い考案と心棒の下端に設けた気の利いた穴に工夫があるといえよう。
舞台全部は運搬の便宜上折畳めるようになっていて一個の箱に収めることができ手摺は3つに折れて伸ばすと1m50cm位の舞台となりそれには丁字型の孔が端へ並べて6つ抜かれ、人形が登場すると適当な処で心棒は丁字型の孔を通してその先端に工夫された孔がさらに20cm下方の板に設けられたイボに差込まれる。
かくて人形はこのT字型の孔と下のイボとで支えられて自在な独り立ちの姿勢をなし得るようになっており人形遣いは必要に応じて人形を移動させたり、両手で竹串を適当に動かして手の動作をさせるのである。
前方の第一の手摺では人形6つまでは支えられる。さらに70cm位隔てた後方では左右の柱から第二の手摺が突き出されその中央は30cmばかり途切れていて畳の上に尻をすえた人形遣いは第一と第二の手摺の間を素早くいざり歩いて遣いなお雑兵などの必要の場合には手摺の横から更に腕木を出して左右に3、4人立たせることが出来、結局1人で7、8~12、13までの人形は遣うことができる仕掛になっている。
[舞台]
前面150cm、奥行90cm、前面と70cm後方に手摺があり、折りたたみ式である。(用具)
人形の数
65体 全長50cm位
[楽器]
三味線
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