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文化財要録コンテンツ

名称関連文化財名称木造釈迦如来立像・木造阿弥陀如来立像
要録名称木造釈迦如来立像・木造阿弥陀如来立像
指定関連指定区分・種類重要文化財(彫刻)
指定年月日

昭和19年9月5日(文部省告示 第1056号)国宝(旧)

昭和25年8月29日 文化財保護法施行により重要文化財

所在地関連所在地長門市油谷向津具下3598番地
所有者関連所有者宗教法人 二尊院


文化財詳細
制作等の年代又は時代
鎌倉時代

員数
二躯

品質及び形状

木造釈迦如来立像

〔本躰〕

桧材、寄木造り、内刳あり、漆箔、極彩色、白毫、玉眼水晶嵌入、木寄、頭部両耳の前後にて縦に矧ぎ、首ほぞにて胴躰に挿入、両者にて縦に矧ぎ、両手首及び両足先にて矧付けあり。

〔台座〕

桧材、寄木造り、漆泊、六段葺蓮華座、敷茄子、蕊、反花、三段框座の八角形七重座。(後補)

〔光背〕

桧材、寄木造り、漆箔、輪光の周囲に雲焔(後補)

木造阿弥陀如来立像

〔本躰〕

桧材、寄木造り、内刳あり、漆箔、肉髻木製、白毫、玉眼水晶嵌入、木寄、頭部螺髪線彫り刻出し、両耳の後にて縦に矧ぎ、首ほぞにて胴体に挿入、両肩にて縦に矧付け、両手首及び両足根元にて矧付けあり。

〔台座〕

桧材、寄木造り、漆箔、五段葺蓮華座、敷茄子、蕊、八角形受座、反花、二段框座の七重座。

〔光背〕

桧材、寄木造り、漆箔、輪光及び周囲の雲焔は多数の矧木に依って彫刻せるも、漆箔なるをもって詳らかでない。(後補)



寸法又は法量

木造釈迦如来立像

〔本躰〕

像高 97.7㎝

自頂上至顎 18.2㎝

自髪際至顎 10.9㎝

面幅 10.3㎝

耳張 13.3㎝

面奥 13.6㎝

臂張 29.1㎝

袖張 27.4㎝

裾張 25.0㎝

腹部奥 16.4㎝

足先開 13.6㎝

耳長 9.1㎝

〔台座〕

総高 29.2㎝

蓮肉径 27.3㎝

蓮肉高 12.4㎝

敷茄子径 15.8㎝

敷茄子高 3.3㎝

蕊径 19.5㎝

蕊高 1.5㎝

反花径 28.8㎝

反花高 4.2㎝

二段框径 33.3㎝

二段框高 25.8㎝

一段框径 45.8㎝

一段框高 3.6㎝

下框径 47.3㎝

下框高 19.7㎝

木造阿弥陀如来立像

〔本躰〕

像高 98.3㎝

自頂上至顎 16.7㎝

自髪際至顎 10.6㎝

面幅 9.7㎝

耳張 12.7㎝

面奥 13.3㎝

臂張 30.3㎝

腹部奥 15.2㎝

袖先張 27.9㎝

裾張 20.9㎝

〔台座〕

総高 28.5㎝

蓮肉径 27.3㎝

蓮肉高 12.7㎝

敷茄子径 13.0㎝

敷茄子高 4.2㎝

蕊径 19.7㎝

蕊厚 1.5㎝

受座径 32.4㎝

受座高 2.7㎝

反花径 39.4㎝

反花高 2.7㎝

二段框径 43.6㎝

二段框高 2.7㎝

一段框径 47.9㎝

一段框高 1.8㎝



銘文

阿弥陀如来像胎内墨書銘

文永五年八月 日

法橋院



参考情報関連
参考情報
 二尊を併立させて本尊とするのは、浄土宗の開祖法然上人の高弟である証空上人の開いた浄土宗西山派の寺院に限るもので、現在かかる寺は京都の遣迎院、二尊院のほか、この二尊院があるだけでその点珍重すべきものである(尤も現在ではこの二尊院は真言宗となっている)。この二像は所謂遣迎の二尊で、分り易くいえば極楽へ往けとすすめる釈迦と、あの世から招く阿弥陀を意味している。つまり発遣の釈迦と来迎の弥陀で寺名も遣迎二尊院というべきである。


画像
<木造釈迦如来立像・木造阿弥陀如来立像>関連画像001(オリジナル画像表示リンク)<木造釈迦如来立像・木造阿弥陀如来立像>関連画像002(オリジナル画像表示リンク)<木造釈迦如来立像・木造阿弥陀如来立像>関連画像003(オリジナル画像表示リンク)

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