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文化財要録コンテンツ

名称関連文化財名称木造薬師如来立像
要録名称木造薬師如来立像
指定関連指定区分・種類彫刻
指定年月日昭和41年6月10日(山口県教育委員会告示 第5号)
所在地関連所在地岩国市本郷町本郷1473番地
所有者関連所有者宗教法人 建立寺


文化財詳細
制作等の年代又は時代
平安時代後期

員数
一躯

品質及び形状

 桧材、寄木造、漆箔(剥落)、螺髪彫出、彫眼、耳朶環、白毫及び肉髻木製嵌入(後補)、頭躰部共木にして割首、頭部は両耳を通り前後二材矧、内刳り、躰部は大略前後矧ぎにして両肩矧付(前面は肩付根より左右各約6㎝位を内側に矧付、背面は大略中央にて二材矧ぎにして、左方後補、両袖各々二材竪矧ぎ)、内刳り、両手首矧付(後補)、両足後補(両足は裾部に穴を掘り差込み)、台座、光背後補(現在は松材仮座に安置)。

 通形の如来像にして、衲衣を着け、右手屈臂、掌を前にして5指を竪開き、左手屈臂、掌を上にして薬壺を執る形を為す。



寸法又は法量

像高 158.5㎝

頂上~顎 30.0㎝

髪際~顎 16.2㎝

面幅 19.4㎝

面奥 22.7㎝

耳張 22.7㎝

臂張 22.7㎝

裾張 35.5㎝



参考情報関連
参考情報
 建立寺、昔安養院と申せし頃の本尊なり。その頃、当地方即ち山代国随一の名寺たる頃、臨済宗の一寺として隆栄せしが、寛文2年頃浄土念仏の隆盛に、時の住職休傅禅師、浄土念仏の信篤く、阿弥陀三尊現在の本尊仏を嶺誉上人より受け、安養院建立寺と寺号を改めるも、民衆、薬師如来の誓願利益の大なること父子代代血肉迄にしみ、又休傳禅師みずからも秘かに信じるが為に、当寺東方の地高台に堂宇を建立し、仏像を安置し薬師堂と称す。


地図



画像
<木造薬師如来立像>関連画像001(オリジナル画像表示リンク)<木造薬師如来立像>関連画像002(オリジナル画像表示リンク)

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