名称関連 | 文化財名称 | 能面 |
要録名称 | 能面 | |
指定関連 | 指定区分・種類 | 彫刻 |
指定年月日 | 昭和41年6月10日(山口県教育委員会告示 第5号) | |
所在地関連 | 所在地 | 山口県立山口博物館寄託 |
所有者関連 | 所有者 | 宗教法人 正八幡宮 |
構造は彫刻、品質は木材。
/形状/色彩/寸法(cm) 縦 横/重量(g)/裏面記載事項/特記すべき事項
能面1号/鼻高の面/赤色/22.0 15.5/550/文字記載あるも判読し得ず/鼻の長さ9cm 目玉は金色
能面2号/老人の面/桃色/20.0 14.5/280/秋穂大夫歳38時重成細工仕 文明14年3月吉日 以上十一面の内……/特に耳あり
能面3号/怒り面/薄桃色/21.8 13.3/200/秋穂庄大夫重成 文明十四年六日 三十八歳細工仕 以上十一面の内……/-
能面4号/泣き面/肉色/21.3 14.3/130/秋穂庄大夫重成 文明十年 以上十一面の内/-
能面5号/老人の面/黒色/20.5 13.5/130/裏面黒色にして文字あるらしきも不明/-
能面6号/笑い面/黒色/17.8 14.5/280/裏面に文字の記載なし/眉毛ありし跡ありて特に顎が動くようになっている。着色せず永年経過のため黒色とみられる。材質は欅ならん。
能面7号/怒り面/朱色/20.5 13.5/190/秋穂大夫重成 生歳四十二細工仕 文明十八年丙午正月細工事。 十一面内/-
能面8号/老人の面/肉色/20.0 15.0/200/裏面に秋穂八幡宮と記載あるも、作製当時の筆蹟と認めがたし/鼻下及び顎下に白髪の跡あり
能面9号/笑い面/灰色/18.0 14.0/140/秋穂八幡宮 延徳四九月十七日(朱書)/眼形三角形、上下唇共に朱色
能面10号/泣き面/濃灰色/20.5 15.0/250/裏面に文字の記載なし/右側の耳朶を欠く耳つきの老人の面
能面は現在10面なるも、能面2号、3号、4号、7号の裏面にはいずれも「以上十一面の内」と筆記されておることよりみて、当初11面ありたるものと思われ、恐らく何時の時代にか1面のみ持出しそのままになったものと思われる。
なお、能面の社外搬出、展覧は昭和30年1月、県立博物館に展示せるのみにて、一切持出しを禁じ現在に至る。
製作者については、各能面の裏面に「秋穂大夫重成細工仕」とあり同人の38~42才頃までの作と認められるも、生立ち、経歴などについて詳かでない。
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