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文化財要録コンテンツ

名称関連文化財名称木造獅子頭
要録名称

木造獅子頭 

 上顎内面に正平十年の修理銘がある

  附 木造獅子頭 

      下顎内面に正平十年の造銘がある

  附 木造鼻高面

      正平十年の朱塗銘がある

指定関連指定区分・種類彫刻
指定年月日平成4年6月22日
所在地関連所在地防府市松崎町14番1号
所有者関連所有者宗教法人 防府天満宮


文化財詳細
制作等の年代又は時代

・木造獅子頭 

 鎌倉時代後期

・附 木造獅子頭 

南北朝時代 正平10年(1355)

・附 木造鼻高面

南北朝時代 正平10年(1355)



員数

一頭

 附 一頭

 附 一面



品質及び形状

・木造獅子頭 

眉根を寄せて、瞋目、上下歯牙をあらわす通行の形である。

 桧材、布貼、錆下地、漆塗及び箔押。上下顎共中央縦矧の左右二材製。舌及び耳別製(下地舎人粉漆塗)、右耳亡失。眉上、下唇、頭の後縁部に沿って植毛(亡失)。上下歯噛合面に鉄板打付。外面は箔押(剥落)の上から黒漆塗(補)、内面は朱漆塗(補)とする。

・附 木造獅子頭 

 眉根を寄せて瞋目、上下歯牙をあらわす通行の形である。

 樟材、漆塗。上下顎共大略一材製。当初は全面布貼、錆下地であったらしいが現状は剥落し、外面は黒漆塗(補)、他は大略同前(「木造獅子頭 正平十年の修理銘がある」に略同じ)。舌及び両耳(補)、桧材、舌両側を縦矧。右上顎から鼻の一部、長さ28.0㎝、前方部幅18.0㎝、後方部幅14.0㎝が剥脱。右上顎前牙補修。

・附 木造鼻高面

 眉根を寄せて瞋目、口を閉じて強くしめる。鼻高。

 材不明、布貼錆下地、漆塗。鼻を基部で矧付ける他、一材製。表朱漆、眉、眼、ひげ及び裏黒漆塗。



寸法又は法量

・木造獅子頭 

高 31.6㎝

張 41.6㎝

奥 44.7㎝

・附 木造獅子頭   

高 28.5㎝

張 34.5㎝

奥 41.0㎝

・附 木造鼻高面

面長 24.9㎝

面幅 17.4㎝

面高 15.7㎝

鼻高(矧付面まで) 6.4㎝



銘文

・木造獅子頭

(上顎内面黒漆銘)

「つちのへ未」延宝七年 施主勘兵衛 十月九日修理

□(正)平十年 天神□(宮) 乙未□(五)月修理 塗り田中勝左衛門

・附木造獅子頭

(上顎内面朱塗銘)

□(慶)安五年 奉再興獅子頭 十月九日 施主九右□ 小大夫跡目

「貞享貳 九月吉日 九右衛門〔  〕」

(舌下面黄漆銘)

施主九右衛門

(下顎下面黄漆銘)

施主九右衛門敬白

(下顎内面黄漆銘)

貞享貳年丑九月廿一日 「〔  〕(正平)十年」 施主九右衛門子

「天神宮」 九右衛門敬白

享保十七子、二月 日

毛利六郎左衛門内 伊藤亦右衛門

「〔  〕(乙末)造之」 塗替之

塗り 田中勝左衛門俊勝

・附木造鼻高面

(裏面朱漆銘)

〔   〕(天神宮) 正平十乙未造之 鼻高



参考情報関連
参考情報

昭和47年1月11日(山口県教育委員会告示 第1号)、以下の三件で、個別に、県有形文化財に指定されていた。

・木造獅子頭 

  正平十年の修理銘がある

・木造獅子頭 

  正平十年の造銘がある

・木造鼻高面

      




地図



画像
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