名称関連 | 文化財名称 | 旧殿居郵便局局舎 |
要録名称 | 旧殿居郵便局局舎 1棟 附 棟札1枚 | |
指定関連 | 指定区分・種類 | 建造物 |
指定年月日 | 昭和52年3月29日(山口県教育委員会告示 第1号) (昭和57年1月12日 名称変更) (追加指定 平成5年1月12日) | |
所在地関連 | 所在地 | 下関市豊田町大字殿居字中村1111番地の2 |
所有者関連 | 所有者 |
一棟
(一枚)
木造平屋建て、八角塔屋2階建て付き
〈主屋〉
基礎 花崗岩布石敷、外壁 横羽目板張、大屋根 矩折れ、妻 ハーフヒップ東北隅にアーチブレース形飾りを出す、鉄板葺、和小屋三重梁束立ち
〈塔屋〉
木造、腰及び小壁 モルタル塗、他は横羽目板張、屋根 八角ドーム銅板葺、軒 デンティル、蛇腹持送り付き
〈主屋〉
事務室 拭板張 天井板張、宿直室 和室4.5畳畳敷 床の間及び長押あり、棹縁天井、他の作業室 転根太板張及びコンクリート土間 棹縁天井、窓ガラスに引違
出入口西開戸
〈塔屋〉
1階 八隅に角柱形、持送り、壁とも白漆喰塗、窓ガラス上下戸付き
2階 白漆喰大壁、板床、窓両開戸、出入口ガラス入扉、ブレース付小庇あり殿居郵便局は明治35年に開局したが、施設狭隘なため、ときの局長河田寛は大正10年ころから洋風建築に改築する意向をもち、地元の大工棟梁(山本安一、豊田町矢田の在)を同道して上京し、洋風建築を見学して回った。帰村後、意匠を決定し、同大工に建築させた。その当時の図面が残っており、それによれば敷地坪数39坪余、建坪19坪とある。
杉材の横長の長方形で、縦14.2cm、横最大74cm、厚さ0.7~1.2cm。表面につぎの墨書銘が認められる。
起工
大正十二年四月一日
棟梁
殿居村
石光孝一
錺工
小月村
原田市輔
山口町
河野枩治郎
吉田村
加藤幸助
山口村
吉村治夫
上棟式
大正十二年
五月二十五日
落成
凡十月十日
頃
八月二十七日
記
画像 |
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