名称関連 | 文化財名称 | 国分寺金堂 |
要録名称 | 国分寺金堂 1棟 附 旧風鐸 1個 旧獅子口1個 | |
指定関連 | 指定区分・種類 | 建造物 |
指定年月日 | 平成元年9月2日 | |
所在地関連 | 所在地 | 防府市国分寺町2578番の12(防府市国分寺町2578番地の12) |
所有者関連 | 所有者 | 宗教法人 国分寺 |
安永9年(1780)
・旧風鐸 安永八己ノ亥歳正月九日再建の刻銘がある
・旧獅子口(鰭付) 安永八亥ノ五月日の箆書がある
【構造・形式・品質】
木造・重層(外観) 桁行七間(22.035m)、梁間四間(15.801m)
【形状・寸法・その他】
棟高18m 床張 正・背面一間向拝つき 入母屋造本瓦葺
基礎 周囲雨葛一筋 亀腹 自然石礎石 石製礎盤付
○側廻り 軸部~総円柱上下に粽、床高貫、腰貫、内法貫、頭貫、縁長押、内法長押
斗~出組。支輪。中備正面、間斗束(蓑束)。側面中央二間、柱形を長押上におき出組斗拱を付す。隅の間、間斗束。
軒廻~二軒角平行垂木(半繁垂木)。
縁~切目縁・擬宝株高欄・床下連子はめこみ。
雑作~正面一間(外)諸折桟唐戸(内)引違左右引込ガラス格子戸、正面間の左右引込ガラス格子戸、正面間の左右各三間窓ガラス入格子戸引違い。側面前端の間花頭窓。次の間桟唐戸。第三の間連子窓。後端間竪板壁背面中央一間桟唐戸。両脇間竪板壁潜戸付。次の間連子窓。両端間竪板壁天井桟付板天井。
絵様~頭貫拳鼻、組物手先に拳鼻。地・飛檐隅木先端繰形。通肘木先繰形。隅木下持送雲形。
○入側(内陣) 軒部~総円柱粽あり。内法貫、飛貫、頭貫、南面庇側のみ内法長押、上長押あり。
斗~外陣側、正面は出組斗形をとりつけ、側背面根肘木。内陣側、平三斗間斗束、前後中央間及び側面中備平三斗。
雑作~正面一間障子左右二板ずつ引込み、その他障子二枚引違い。内陣・脇陣間、障子四枚引違い。内法長押上欄間竪格子。壁、竪板壁。内陣背面中央三間張壁取付け、両脇陣背面板戸引違い。天井、格天井。
須弥檀~中央背面壁前三間須弥檀あり、土台唐戸面。束間格狭間、擬宝珠高欄漆塗、金具つき。
○上層 下層小屋に土台をおき柱としている。柱上、台輪をめぐらし和様二手先(尾垂木あり)。詰組、扇垂木二軒。小天井板天井、支輪板彫物あり(渦文と瑞花)。頭貫及び台輪先繰形。地・飛檐隅木先繰形。隅木持送り菊花形彫物。
○屋根 本瓦葺、大棟甍、輪違い、獅子口経ノ巻、隅棟、降棟獅子口ノ巻、懸魚鰭つき
○正面向拝 基礎~石製礎盤、円柱上下粽付、側柱との繋虹梁直、袖切、欠眉、釈杖彫、繰形若葉形、木鼻獅子鼻、中備 蟇股。正面頭貫虹梁形、油切、欠眉、釈杖彫、先端象鼻、正面蟇股波形繰形つき。
斗~枠肘木 三斗組連三斗つき、大瓶束、笈形柿ノ実、葉彫物、紹綿彫物も同様。
軒廻り~輪垂木二軒、垂木先繰形、兎毛通・桁鼻隠し何れも菊花彫物、破風板、欠眉、先繰形、板階段。
屋根~向唐破風、本瓦葺、獅子口経ノ巻、漆喰造雲形飾り。
○背面向拝~石製礎盤、円柱上下粽あり、側柱との繋ぎ海老虹梁、先拳鼻、頭貫虹梁形欠眉あり(袖切、釈杖彫なし)、先拳鼻。
斗 大斗に四斗あり、枠肘木三斗組(連三斗なし)、正面蟇股彫物、竹に虎。虹梁大瓶束、笈形雲形。
軒廻り 輪垂木一軒、垂木先繰形、兎毛通桁鼻隠いずれも彫刻あり、破風板欠眉、先繰形。屋根 向唐破風本瓦葺、獅子口経ノ巻、鰭つき。階段 板階段。
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