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文化財要録コンテンツ

名称関連文化財名称星宿図(寺伝須弥山図)
要録名称星宿図(寺伝須弥山図)
指定関連指定区分・種類絵画
指定年月日昭和52年3月29日(山口県教育委員会告示 第1号)
所在地関連所在地下松市生野屋宮本656番地
所有者関連所有者宗教法人 多聞院


文化財詳細
制作等の年代又は時代
鎌倉時代

員数
一基

構造及び形式

【構造・形状】

 木造、檜材、5段組立造り(最下段は方形、上四段は円筒形で上段になるほど細まる)、最下段の方形台の中心に穴を穿ちキョウ/img>に差し込んで組立てる。従って上四段は自由に回転できる。最上段を除いて円筒形3段の右段の中央部から若干下った位置に等間隔にそれぞれ3個の円錐形小突起をつける。もっとも現在は9個のうち4個を欠失させている。

 各段の側面および最下段の底面に白土下地して、それぞれ次のような図像が極彩色で描かれる。

 最下段方形台の底面は縁(幅3.0cm)を残して中程を斜めに宝形に凹め、底に吉祥天、四方の斜面に四大竜王を描く。表の四方の側面は各面とも上下二段に分け、上段は黒がかった藍色を背景とし、二十八宿諸神(神象形)を白抜きの小円内に描き、下段は白を背景に三十六禽(鳥獣形)を描く。なお、上面の中央にキョウ/img>穴を穿ち、その四方に東西南北と四方位を墨書する。その上の二段の円筒形は側面を黒がかった藍色の背景とし、周囲にそれぞれ十二体の形像を描く。下段は十二天、上段は十二宮の諸像を表わすものと思われる。その上の一段は、同じく側面を黒がかった藍色の背景とし、周囲に人身鳥頭有翼像三体と他に有翼像一体の計四体を描く(その尊名は明らかにしがたい)。最上段はやや長円筒形で、側面および頂上が黒がかった藍色を背景とし、側面に上下に各一体の形像を描いている。上は兜跋毘沙門天と覚しく、下は有翼の像であるが、その特徴から見て帝釈天と考えるべきであろう。



品質及び形状

【寸法】

総高48.1cm

            上部径    下部径       高さ

上から1段目    7.6cm     8.3cm     15.3cm   

 〃  2段目    8.3       10.1       7.6

 〃  3段目   10.1       13.1       7.3 

 〃  4段目   13.1       16.2       7.3

最下段 奥行23.0cm 幅22.5cm 高さ10.5cm



参考情報関連
参考情報
 寺院では、本物件を「須弥山図」といっているが、もと松尾八幡宮の宝物で、江戸時代には寅年に開帳していた。明治3年、神仏分離に際して社坊の多聞院に移された。


地図



画像
<星宿図(寺伝須弥山図)>関連画像001(オリジナル画像表示リンク)<星宿図(寺伝須弥山図)>関連画像002(オリジナル画像表示リンク)<星宿図(寺伝須弥山図)>関連画像003(オリジナル画像表示リンク)

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