今年の10月27日(日)に周南市文化会館で第66回中国・四国ブロック民俗芸能大会を開催します。この大会は、中国・四国地方各地の貴重な民俗芸能を公開し、その鑑賞を通して、民俗芸能の保存・振興、文化の交流、地域の文化振興等を図ることを目的に、中国・四国の9県が持ち回りで開催しているもので、今回で66回目となる歴史ある大会です。
本大会の主役となる民俗芸能は、民俗文化財※の一つとして位置付けられる芸能です。能や狂言といった伝統芸能(無形文化財)とは異なり、地域の一般の人々が中心になって、祭礼や民俗行事等の決まった機会、日時に、神社境内等の決まった場所で、伝統的に演じられています。
今回の大会では、山口県からは三作神楽保存会(周南市)と徳地人形浄瑠璃保存会及び山口市立中央小学校の児童(山口市)が出演します。
三作神楽は山口県周南市北西部の和田三作地区に古くから伝承され、7年目ごとの卯年と酉年に式年祭で地元河内社に奉納されてきた神楽で、国の重要無形文族文化財に指定されています。(https://bunkazai.pref.yamaguchi.lg.jp/bunkazai/detail.asp?mid=100013&pid=bl)
徳地人形浄瑠璃は山口市の徳地地域において、幕末から明治初期の頃に大阪の文楽の師匠が数人この地に移住し、浄瑠璃を教えたことをきっかけに、地域の興味を持った若者たちが三味線や浄瑠璃語りを習い、文楽人形浄瑠璃とは異なる徳地独特の人形浄瑠璃として広まったもので、山口県無形民俗文化財に指定されています。
(https://bunkazai.pref.yamaguchi.lg.jp/bunkazai/detail.asp?mid=60020&pid=bl)
山口県以外の各県からも神楽や獅子舞等の出演があり、県内では普段目にする機会の少ない芸能を鑑賞することができますので、是非足をお運びください。(t)
※大会詳細
https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/soshiki/97/267263.html
(随時、情報を更新しています。)
※民俗文化財:衣食住、生業、信仰、年中行事等に関する風俗慣習、民俗芸能、民俗技術及びこれらに用いられる衣服、器具、家屋その他の物件で我が国民の生活の推移の理解のため欠くことのできないもの(文化財保護法 第2条第1項第3号)
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